SERVICE業務案内
旅客サービス業務
ご家族連れでのご旅行や久しぶりの帰省、出張などビジネスでのご利用など、さまざまなお客様が空港にいらっしゃいますが、お客様とのコミュニケーションをしっかりとって、快適な空の旅がお過ごし頂けるよう心掛けています。
航空券の発券や窓側・通路側などお客様のご要望をお伺いして搭乗手続き、大きな手荷物は重量を計測してお客様の目的地まで受託します。又、機内持ち込みや預かり手荷物のうち、持込禁止品等についてもお客様へご説明するなど業務は多岐にわたります。
不慣れなお客様がスムーズにご搭乗頂けるようなご案内や、悪天候時や遅延している場合の運航状況に関するお問い合わせなどご搭乗されるお客様や、お出迎えのお客様など、さまざまなお客様への最適なご案内を心掛けています。
ゲートからご搭乗までのご案内・アナウンスによる誘導を行います。乳幼児をお連れの方やご高齢でお手伝いが必要なお客様などがいらっしゃる場合には、場合に応じ優先してご搭乗して頂くなど、安全にご搭乗していただけるよう必要な配慮を行い、航空機が時間通りに出発できるようにスムーズなご案内により搭乗人数の確定を行います。
グランドハンドリング業務
到着した航空機の誘導やプッシュバック、お客様が降機されるための機材の装着や、手荷物や貨物の搭載・取り降ろし、搬送など直接航空機に関わる業務を行なっています。
航空機を所定の停止位置まで正確に誘導します。航空機の停止位置は、停止後の他の作業、パッセンジャーボーディングブリッジの装着や給油作業などに影響を及ぼしますので正確さが求められます。
航空機は、前に進むことはできますが、自力でバックをすることができません。航空機を駐機場から滑走路近くの出発位置まで押し出すのがプッシュバック作業です。
航空機を押し出す際には、機内にいらっしゃるお客様が衝撃を感じないよう注意を払いながら、運転操作します。
また、航空機を牽引車で駐機場から駐機場へ移動する作業をトーイングと呼びます。
航空機の下部には、手荷物のほかに、貨物や郵便物などが搭載されます。
機種によってはコンテナにて搭載する場合やバラ積みにて搭載する場合があります。到着してから出発するまでの限られた時間の中で、ひとつひとつ正確に丁寧にハンドリングをおこなうためにチームワークが求められます。
航空機の出入り口とターミナルをつなぐパッセンジャーボーディングブリッジ(搭乗橋)を操作し、航空機への装着と離脱をおこないます。航空機のドアを開け、到着されたお客様を一番最初に笑顔でお出迎えしています。
貨物サービス業務
お客様からお預かりした貨物・郵便の重量を計測し、航空機全体のバランスを考えて搭載位置を決定します。
取り扱う貨物の種類は多種多様あり、幅広い知識で確実に目的地までお届けします。
貨物を安全に航空機へ搭載するため、荷物の確認、重量計測をおこない、一つひとつに航空貨物運送状という書類を作成して管理します。お預かりする貨物には、自動車部品などの工業製品から、「うに」や「さんま」等の生鮮食料品、動物など様々あり、安全輸送に欠かせない入念なチェックをおこなうために、危険物や搭載方法に至るまで幅広く、専門的な知識が必要になります。
航空機が到着し、出発地でお預かりした貨物を引渡す際には、航空貨物運送状に記載されている内容や個数が一致していることだけでなく、破損・濡損などの不具合が生じていないことを確認します。航空機到着からお客様へのお引渡しまで、航空輸送だからこそおこなえるスピーディーなサービスの提供に努めています。
お客様からお預かりする貨物の中には、航空機への搭載が制限されている危険物に該当するものが入っている場合があります。その際、どのような危険物なのか、また航空機へ搭載が可能であるか確認をおこないます。搭載条件を満たした上で、運航乗務員へ危険物輸送通知書で通知します。もし、それがなければ航空機は出発することができず、安全を支える重要な役割を担っています。
お預かりした手荷物・貨物・郵便などを航空機の貨物室へ搭載する前に、すべての重量を管理し、それぞれの搭載位置を計画します。航空機が安全に飛行するには、航空機自体の前後・左右の重量バランスを均等に保つことが最も重要です。そのため、航空機全体のバランスを考え、重心位置が所定の範囲内になるように貨物の搭載位置を決定します。
ステーションコントロール業務
安心で安全、効率的、お客様の快適性を考えた運航を支援するために、関係各署との連携をはじめ、運航乗務員と飛行ルート、天候、高度、燃料などの確認や発着便の作業工程時間管理を行なうなど空港機能の中枢の責任を担っています。
運航乗務員(機長、副操縦士)が運航便へ向かう前に打ち合わせをおこない、安全で快適に飛行できるルートや高度、気象状況などの情報を提供します。また、飛行中も、常に天候や離着陸に関わる最新情報を無線で運航乗務員へ提供して地上からのサポートをしています。そのため、運航に関する知識だけでなく、気象に関する知識や様々な情報をタイムリーに確実に提供する判断力が求められます。
航空機のウェイト＆バランス(重量・重心位置)を構成するのは、主に航空機自体の重量、ご搭乗されるお客様、お預かりする手荷物・貨物、航空機燃料です。それぞれの重量から航空機の総重量を計算し、重心位置が航空機の「前方」、「後方」に偏りすぎないよう適切な位置に搭載されていることを総合的に調整・管理するなど、ロードコントロール業務は、飛行時の安全に直結する搭載に関わる最終責任を有しています。
時刻表通りに航空機を出発させるため、作業の時間管理をおこなうのが、ハンドリングコントロール業務です。定刻での出発もしくは遅れて到着した便を安全に少しでも遅れの回復が出来る様に、お客様の降機や貨物・手荷物の搭降載、客室清掃、燃料給油、お客様のご搭乗などの時間を計算し、関係部署・担当者と緊密に連携して調整をおこないます。